模様師の父(坂原五三郎)のもとで修行、また小笠原忠春氏に5年友禅を学ぶ。
(坂原五三郎:昭和44年 内閣総理大臣佐藤栄作より第3回日本商工殿堂表彰大会にて名誉総裁賞を授与)
その後、画家・長浜信夫氏のもとでデザインを学び「遊幻彩色」の二代目となる。
分業製作が一般的な中で、全工程を一人で担う数少ない
工芸士の一人である。
日本古来の技術を活かしつつも、友禅に蝋(ろう)けつ染めを加える、地染を重ねるなどの技法によって独創的なものを作り出し、多くの顧客に高い評価を受けている。
また、小学生の友禅体験会や区の伝統工芸展での実演など、後進の育成にも尽力している。
作品:独創的作風を活かした創作着物のほかにも、
オリジナル染めによるシャツやショールなど幅広く制作する。
伝統工芸以外にも商品パッケージ・包装紙・商業デザイン・空間カラーコーディネイトなど数多くの仕事を手掛る。