1960. France, Italia
Director : Jacques Becker







ジャック・ベッケルの「穴」

刑務所の脱走劇の話なんだが、男の浪漫が詰まった作品。


何か一つに夢中になることの良さと言ったらない。

それは浪漫とも言えるだろう。


この主人公の揺らぎ、男たちの結束の固さ。

ひたすらに脱走する穴を掘るシーンは見ごたえがある。


各主人公の欲するものが分かりやすくて見やすい。

最後のスリルある展開の仕方も気持ちよい。


白黒映画をつまらない退屈な映画と思う人もいるかも知れないが、昔の映画ほどシンプルで面白いものはない。


ぜひ、観て欲しい作品の一つだ。