いきなりですが、あなたが子どものときの夢は何でしたか?私が子どもの頃になりたかった職業は、小学生の時はサッカー選手、中学生の時は社会科の先生、高校生の時は中国の歴史を研究する学者でした。変化はあるものの、夢を叶えるために練習したり、勉強したり、一生懸命頑張っていた記憶があります。今は別の目標がありますが、目標達成のために大学生活で色々な経験を積んでいるところです。
今回は自己実現するために恵まれている私の環境と児童労働者の環境を比較しました。
夢や目標を持つという権利は誰しもが持っており、また誰にも取られてはならない権利です。しかし、世界にはその権利を持つことができない子どもたちが存在し、その多くの子どもたちは強制的に働かなければならない環境にあります。その一つの原因は貧困です。親が働いていても家族全員を養うほどの経済力がない、親が病気で代わりに働かなければならないなど、貧困の中で暮らす子どもたちは働かざるを得ない状況にあります。また戦争、紛争に巻き込まれた子どもたちも教育を受ける機会を多く失っています。
他にも児童労働の原因は多くありますが、どのような原因にしろ、それは子どもたちが望んだ仕事なのでしょうか。またそれは子どもたちにとって適切な仕事なのでしょうか。このように子どもたちが労働を強いられている現状を見過ごすことはできないものの、今の私の力では何も変わらないのが現実です。
しかし、現状を少しでも良い方向に進めることは可能だと考えています。教育の環境がなければ、その環境を作りたい。誰しもが明確な目標を持って、自己実現できる社会をつくりたい。児童労働者が将来の夢・目標をいきいきとした顔で話し、辛い環境の中でも夢に向かって行動できるようなサポートをしたい。これが今の私の想いです。それを一人でも多くの子どもたちに届けることが私の自己実現のあり方です。
私は学ぶ環境、さらには勉強のためなら両親が全力でサポートしてくれるという環境があるからこそ、様々な夢や目標を持ち、自己実現のために努力しています。
このような環境を当たり前だと思わず、恵まれたことに感謝することが本当に大切なことだとこのコラムを書いて感じました。
一人でも多くの子どもたちが笑顔で目標に向かって進めるよう、私はBFCで活動を続けていきます。そして私たちと一緒に活動をしたいと皆さんに思っていただけるよう広報活動も活発させていきたいです。
長文になりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。