初めまして。Bridge for Children, KGU4回生の森はるかです。
今回は私の今までの国際協力の活動から思ったこと、
また何かしたいと思っている人に対してコラムを書いていきたいと思います。
まず最初に私が国際協力の活動を始めたいと思ったきっかけは、高校時代にチャリティーイベントに参加したことです。
チャリティーイベントでは実際に農村に住む貧困女性の人たちに支援している人の話を聞く機会がありました。
その時に女性の貧困や教育を受けられない人などの現状を改めて知り、
世界には自分たちが当たり前であると思っていたことが当たり前ではないのだということを感じました。
そして、そこから貧困問題や教育問題に対して何かしたいと思うようになりました。
しかし、何かしようと思っても行動になかなか移せずに1年が過ぎようとしていました。
このままでは何かしたいという想いだけで、行動に移さなければ何も変わらないと思い、学生団体に入りました。
活動していく中で途上国での教育環境の問題を今までより多く目の当たりにすることがありました。
小学校に行けても中学校・高校と行けない子どもが多くいる環境、
そんな中でも夢があると必死に勉強を頑張っている子ども達、
自分の夢は教育を受けられなかったことで叶えられなかったから自分の子どもには教育を受けて夢を叶えてもらいたいと願う親達。
そんな環境をどうにかして変えていきたいと活動をしていました。
活動をしていく中で支援先と真剣に向き合い、応援・協力してくださる方々のおかげで支援先には幼稚園・小学校を建設することができ、
中学校は建設が予定されるようになったり徐々に改善していきました。
しかし、世界を見るとまだまだ教育を受けることができない子ども達が多くいます。
私はそんなことをふと考えると何をしてよいか急に分からなくなり、
目の前が真っ暗になることがあります。
しかし、考えて立ちまってしまうより行動していくことが大事であるといつも自分に言い聞かせています。
最近、ある人に「何もしなくてもなんとでもなるよ。今までもそうだったし、、、」と言われました。
けれど私はそうは思いません。
「初等教育の進学率も女性の社会進出であっても、差別も少しずつ変わってきているのは一人一人が何かしようと行動したからなんだ」と思います。
だから何かしたいと思った時から行動し続けることに意味があるのだと思います。
活動していく中で周りの人に「どんなに頑張っても世界は一向に変わっていかない」と言われたこともあります。
確かに一人の力では限られています。
けれど同じように世界の問題を解決したいと思って行動していく人が増えることで、世界はもっと良くなっていくのではないかと私は思います。
また活動していく中で「ボランティアって意識が高くて私にはできない。
ボランティアしてるってすごいね!」ということもよく言われることがありました。
私はこのことを言われる度にすごく違和感を覚えます。
ボランティア=慈善行為ですが、すごいとか私にはできないというものではなく、誰でも誰かのために何かしたいと思えばできると私は思います。
私の知り合いはボランティアとは「年配の方に席を譲ったり、転んだ子どもに手を差し伸べるように誰にでもできるもの」とよく言っていました。
私も最初はボランティアは敷居が高いように感じ、なかなか踏み出せずにいました。けれどそうではなく、ボランティアは誰でもできるものであり、
だれかのために何かしたいと思えばできることなのだと私は思います。
この文章を読んで、少しでも想いを行動に移す人がいてくれると嬉しいです。
拙い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。