みなさん、こんにちは。Bridge for Children, KGU 2年生の寺井里奈です。いつもBFCのコラムをお読みいただき、ありがとうございます。
今回、私は「フェアトレード」についてコラムを書かせて頂きたいと思います。みなさん、フェアトレードは何かご存知でしょうか?一度はこの言葉を聞いた方も多いのではないかと思います。フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」のことを言います。また、現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」としてフェアトレード運動が始まりました。
では、日本でフェアトレードについて取り組みしている企業を紹介させて頂きます。その企業は、「スターバックス」です。スターバックスでは、毎月20日を「Ethically Connecting Day ~エシカルなコーヒーの日~」とし、お客様に生産地とのつながりを感じながらコーヒーを楽しんでいただく機会を設けています。このように、身近な所でもフェアトレードについて触れる機会があります。
ここで、私がフェアトレードという言葉に出会ったきっかけについて書かせて頂きます。私自身、中学生の頃から貧困問題に関心があり、貧困地域で暮らしている人たちのために何か役に立つことをしたいと思っていました。そんな中、高校一年生の時にある女性がきっかけで私はフェアトレードという言葉に出会いました。その女性のお名前は、鎌田安里紗さんとおっしゃいます。彼女はモデルさんでありながらフェアトレード、特にエシカルファッションに関する情報発信を積極的に行っている方です。モデル時代から、彼女のファンで彼女のイベントを通してフェアトレードに出会いました。
鎌田安里紗さんに出会うまでは、フェアトレードが一体どんなものであるのかを全く知らず関心がなかったのですが、今では実際にフェアトレードの商品を製造している国に訪れたいと思うようになりました。そして、私は3月に鎌田安里紗さんが開催しているツアーに参加することになり、現地に訪れる予定です。自分にきっかけを与えてくれた方と共に現地を訪れ、自分の目で現状を見る・知るということはとても幸せなことであり大切なことだと思います。
まだまだ、フェアトレードという言葉を知っていても、実際どんなものか知らないという方は多くいらっしゃると思います。このコラムを読んで少しでもフェアトレードに関心を持って頂ければ幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。
参考文献:http://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/000012.html