みなさん、こんにちは。BridgeForChidren,KGU3年の時武佳奈です。
今回は、私が感じる「ボランティア」についてお話したいと思います。
皆さんは、「ボランティア活動をしている人」と聞いて、どんなイメージが湧きますか。正直、ただの偽善者って思う人も少なからずいると思います。私も、BridgeForChidren,KGUに所属するまでは、心の底から誰かのために何かをしたいとは思えていなかったので、偽善者の1人であったと思います。
そんな私が、なぜ、ボランティア活動をしようと思ったのかをお話させていただきます。
私は、小学生の頃に「マザーテレサ」の本を読み、小学生ながら、日本から1歩離れた世界は、こんなにも生活環境が異なるということを知り、日本という恵まれた環境で生まれたからこそ、誰かのために何かできることがあるのではないかと思ったことがきっかけで、ボランティア活動に興味を持つようになりました。このように、小学生の頃から、恵まれない環境で暮らしている子どもたちに興味があり、総合政策学部に入学をし、大学2年生の時に初めての途上国経験でカンボジアに行きました。
カンボジアという国は、年々成長を遂げている国ですが、IMFによる調査によると、2016年時点で、1人あたまのGDPは2924米ドルです。この数字は、日本の1人あたまのGDP38.882米ドルに比べると、経済面の観点から見ると豊かな国ではあるとは言えません。しかし、私は、カンボジアの子どもたちに出会って、日本の子どもたちよりも心の裕福さを感じました。カンボジアの子どもたちは、みんな、自分の夢に向かって、必死に勉強をしていました。なかには、将来、「日本語のガイドツアーになりたい」という子もいました。日本語のガイドツアーは、給料が高い職業の1つであり、夢に向かって、日本語を必死に勉強している子どもたちがたくさんいました。また、私たちと日本語で会話をして、日本語を学ぼうという姿勢が、とても印象深く残っています。
私は、決して生活環境が整っているとは言えない状況のなかで、目をキラキラ輝かせながら、勉強に励んでいる、このような子どもたちの姿を見て、何かできることがあるのではないのだろうかと思い、ボランティア活動に対しての意欲が沸きました。
そして、大学3年生の現在は、BFCという学生団体に所属し、国際理解教育という小学生から大学生を対象とした出前授業を通して、日本の子どもたちに、途上国の実態を伝える活動をしています。
私たちは、日本という、経済面の観点から見ると、豊かな国であり、義務教育制度も整っているので、「勉強できる環境が当たり前」と思っている人も少なからずいると思います。しかし、日本から1足離れた国に足を運ぶと、私たちのふだん送っている何気ない生活は、どんなに幸せなことなのかということを実感できると思います。
ボランティア活動に興味のない人も、ぜひ、自分の視野を広げるために、いろいろな国に足を運んでみてください。帰国後、必ず、なにか自分にとって、言葉にあらわせないほどの素晴らしいものを得ることができると思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。何か少しでも、皆さんの心に響くことをお伝えできていれば幸いです。