実施者:巖本敏熙 上嶋真子 浦野紗友美 木村友紀 南部真鈴 時武佳奈
【実施内容 】
対象:
桃山学院高等学校 1年生×3クラス (1クラス35~38人)
目的:
・実際のフィールドワークの様子を伝えることで、知識を超えた貧困を知っていただく。
・これから留学へ行く高校生たちが有意義な留学になるためのアドバイスをする。
・大学生活を紹介し、進路や将来への心構えを確立していただく。
実施内容:
- BFCについて
自己紹介、団体紹介、活動目的・内容
- フィリピンの貧困・子どもたち
貧困の原因・現状、ゴミ山の子どもたち、ストリートチルドレン
- ワークショップ
フィールドワークのプログラムを実際に考えてもらう
- フィールドワーク
私たちのフィールドワークのプログラム、それを通して感じたこと
- 留学経験談
留学生活について 、アドバイスなど
- 大学生活について
大学生活の日常、今頑張っていること
- 質問・アンケート
フィリピンの貧困・フィールドワーク、又は留学・大学についての質問時間
(余った時間でムービーを流す)
生徒参加型授業でスライドを使って行なわせていただきました。
問いかけやワークショップで高校生に参加していただきました 。
【授業を受けた生徒の感想 】
1)今回の国際理解教育の満足度
大変満足 64%
満足 35%
普通 1%
不満足 0%
【理由】
・フィリピンの現状やこどもたちについてよく学べたから
・貧困など普段あまり考えないことを考え直すきっかけになったし、もっと深く勉強したいと思えたから
・子どもたちのための活動内容に興味がわいたから
・留学先であるカナダについて役立つ情報を教えてくれたから
・大学生活における時間の使い方を知り、自分の将来のことについて考えるきっかけとなったから
(2)印象に残った話(複数回答可)
BFCについて6%
フィリピンの貧困・子どもたち31%
フィールドワーク24%
留学経験談39%
大学生活について20%
(3)授業を通して、学べたことや得られたこと
BFCについて
・私たちができることは貧困についてたくさんの人に伝えていくことだと思った
・自分たちの小さな活動でも少しでも子どもたちが救われること
フィリピンの貧困・子どもたち
・ゴミ山の存在を初めて知り、政府がゴミの焼却を禁止していることを知って驚いた
・フィリピンのストリートチルドレンは、思っていたより貧しい生活を送っていることが分かり、自分たちに何ができるのか考えることが出来た
・自分たちが送れている生活が当たり前ではなく、毎日に感謝しないといけないと感じた
フィールドワーク
・自分のことだけじゃなくて、他の国の人のための思いやりも大切だと思った
・フィリピンは貧しい国であるにもかかわらず、子どもたちの笑顔は日本の子どもたちと変わらずきらきらしていることが分かった
留学
・留学中での過ごし方のイメージがつき、留学への不安が減った
・カナダの実際の街の様子を知ることが出来た
・留学している中で、様々な経験をして、それを生かして大学で頑張ろうと思った
大学生活
・大学生活でいろいろ挑戦したくなり、楽しみになった
・大学は勉強が大変なのかなと思っていたけれど、バランス良くすれば両立できるということを学んだ
【活動を通して 】
今回、高校生に書いていただいたアンケートからも分かるように、フィリピンの貧困と留学・大学生活について深く理解していただけたため、目的を果たすことが出来たと感じました 。特に、今回参加してくださった高校生全員が留学を目前にしているということから、留学の経験談は高校生にとって有意義な時間であったように感じました。今回の国際理解教育は、学生とのコミュニケーションを大事にし、学生に積極的に参加していただく機会を設けたため、直接学生のリアルな考えを伺うことができた と思います。これは、今後の国際理解教育に活かすことができ、BFCのさらなる発展につなげることが出来ると思います。今回の国際理解養育が学生にとって、将来について考えるきっかけとなれば幸いです。 ご協力いただいた濱井先生をはじめ、学校関係者の皆様に感謝申し上げます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Editor: Sayumi Urano