私は10月からBFCの代表を務めさせていただいています。
BFCの理念は「For the children’s smile」です。私たちは子どもたちの笑顔のために活動しています。もっと具体的に言えば、フィリピンの子供たちへの支援活動と多くの人へ現状を知ってもらい、支援のきっかけを作る国際理解教育を行っています。
今回はBFCの活動の中の国際理解教育を中心に話を進めていきたいと思います。
国際理解教育とは私たちの経験と知識をフル活用して世界のことを知ってもらい、視野を広げてもらおうという活動です。BFCの目的としてはその延長で、自分も支援をしようと心を動かしてもらえたらベストです。
そこで私は早々にひとつの大きな壁にぶつかりました。それは「伝える」ことです。ここで「伝える」という言葉を履き違えてもらわないでほしいです。どれだけ言葉を紡いで相手に伝えても、相手が意味を理解していなければ伝わったことにはなりません。要するに、分かりやすく伝えることが大切です。相手に自分の意思が伝わって初めて「伝える」という行為が成立するのです。
言わずもがな、「伝える」は国際理解教育をする際、必要不可欠です。せっかく時間を割いてもらっても、伝わっていなければ、ただ声を発しているだけになります。相手に伝わりやすく話す。そこには興味がわくような話の構成、面白く聞ける話し方にポイントがあります。またスライドを使って視覚的に訴えかけるのも効果的かもしれません。
この「伝える」をマスターできれば聞き手の心を動かすことができ、それが最終的に支援につながれば、BFCが国際理解教育を行う真の目的を達成することになります。
私は聞き手の心を動す言葉を発することができる人になりたいと思っています。そして、BFCも人の心を動かせる団体であってほしいと思います。私はそうした一人一人の心を動かす活動がやがて大きな力となりフィリピンの子どもたちの笑顔につながると信じています。