卓上カレンダー用のスタンドの提案。
カレンダーとスタンドの関係性を、絵と額縁の関係性として捉えてみる。
額縁としてのスタンドを、絵が描かれたカレンダーと同じ素材(紙)でつくることによって、イラストがカレンダーから絵として浮かびあがってくるような状態をめざした。
ひたすら紙を重ねることによって立体をつくる施工法は、コピー用紙の裏紙や不要な紙を再利用することを可能にし、断面をそのまま見せることで地層のような時間の蓄積を感じられるようなデザインにもつながった。
カレンダー:小春あや「こはる歳時記 ~関東の伝統野菜~」
写真 :佐野匠(@ffee&co. coffee shop)
用途: 卓上カレンダー用スタンド
協力: 石渡君子デザイン事務所(カレンダーデザイン・ディレクション)
設計: アトリエくろ
施工: アトリエくろ
期間: 2017年5月ー2017年11月